●2016(平成28)年4月10日(日)午後 曇
「グランパスでひとつになる幸せ」
今季のスターティングイレブン紹介の大型ビジョン画面は、この言葉をテーマに構成されています。
しかし、本日の大宮戦では、その幸せは味わえませんでした。
1対2の逆転負けで、グランパスは公式戦5連敗。前半にPKをシモビッチが決めて先制したにもかかわらず、後半は、シュートを打てるときにパスを選択するなど攻撃が消極的になって得点が奪えません。
こういうときは点を奪われるものです。
大宮の速攻からピンチを迎える場面が多くなり、案の定、立て続けに失点してしまいました。
シュートチャンスには積極的にゴールに向かって打って欲しいものです。シュートはそう簡単に決まるものではありません。パスでチャンスを潰すよりも、ゴールが決まらなくてもシュートで終わった方がスッキリします。
ところで、新聞に
「グランパス 白川公園断念」
の報道がありました。
グランパスは名古屋市内の白川公園にサッカー専用の新スタジアムを建設する構想を持っていました。
しかし、白川公園の環境を壊すのは良くない、と批判があるとともに、サポーターの気運も一向に高まらないことから、断念したということです。
確かに名古屋市の中心部にある白川公園はアクセス抜群でしょうが、市の科学館や美術館があり、市民の憩いの広場となっています。私は、そんな場所にスタジアムが建設できるのか、球団幹部は何を考えているのか、最初から疑問に思っていました。
まずは、パロマ瑞穂スタジアムの改修を第一に考えるべきです。
名古屋市は瑞穂スタジアムを現在の定員2万7千人から4万人規模に改修する検討を始めています。愛知県もアジア大会の誘致に向け、名古屋市に協力する方向です。
球団は、陸上のトラックがあっても臨場感を損なわない可動式の観客席導入を市に働きかけるなど、現実的な要望をするべきです。お金が出せるなら、瑞穂スタジアムの改修に使う方が価値的ではないでしょうか。