0260 碧南の商店街巡りサイクリング

●2016(平成28)年1月24日(日) 晴

 冷気が鼻の頭を刺すような寒さです。
 晴天なのに、太陽の暖かさは感じられません。
 それでも自転車に乗っている自分は、よほどの物好きなんでしょうね。

 さて、本日は碧南の商店街巡りサイクリングです。
 私は商業・サービス産業の振興関係の仕事をしています。なかでも、商店街の活性化は主要な業務です。
 仕事柄、町並みを見ていても商店街の視点で眺めてしまいます。

 多くの商店街では、経営者の高齢化と後継者難による廃業と空き店舗の増加、担い手不足による商店街活動の停滞を脱することが出来ず、厳しい状況が続いています。

 碧南市では、商店街ごとにデザインの異なるバナー(Banner:旗、横断幕、のぼり)が街路灯に掲げられています。

 まず、最初に通過したのが新川本町商店街振興組合。バナーには「新川本町ようこそ」とありますが、営業している店がありません。商店街どころか、商店自体がありません。
 続いて、「安心・安全の町 笑顔の街 道場山発展会」。ここも、開いている店は、酒屋、和菓子屋、美容院、理容店の4店のみ。
 碧南中央発展会。ここも開いている店舗は数件。
 大浜本町商店街のバナーには「いこまいか」とあります。どこに行くのでしょう? 行く店は飲食店ぐらいしかありません。それでも、今までの商店街よりは店が多いので、まだましです。それにここには、九重味淋の工場や藤井達吉現代美術館、旧大浜警察署跡、まちかどサロンなど、見るべきものがあります。

 次の天神会商店街のバナーには「買っとくれん」とありますが、買うべき店がありません。探してみたら、御菓子処『大杉屋』が1件だけ営業していました。

 ここから折り返し、新川銀座発展会(銀座通り)へ。かつては栄えていたであろう店の痕跡がありました。なかには建物自体が朽ち果てて、崩れそうな店もあります。

 最後に西端商店街へ。ここは大通りに面していて、大型店もあります。しかし、昔ながらの商店は数少なく、商店街の体(てい)を成していないと言えましょう。

 碧南市役所のホームページによると、
碧南市の商業は、それぞれの地域に密着した商店街によって形成されているのが特徴です。近年では各地域の特色を活かしながら、より多くの人々のニーズに応え、活気あるショッピングタウンを目指して、さまざまなイベントやサービスを実施しています。
 ①大浜本町商店街振興組合
 ②大浜中央通り発展会
 ③天神会商店街振興組合
 ④碧南駅前通り商店街振興組合
 ⑤碧南駅前旭通り発展会
 ⑥永楽町発展会
 ⑧新川本町商店街振興組合
 ⑨新川銀座発展会
 ⑩キネマ通り発展会
 ⑪辻通り発展会
 ⑫棚尾商店街振興会 
 ⑬碧南中央発展会
 ⑭道場山発展会
 ⑮中山発展会
 ⑯西端商店街振興組合
 ⑰鷲塚発展会
 (なぜか⑦がありません。) 」
とあり、17の商店街が紹介されています。
 しかし、現実の姿は、そんな謳い文句とはほど遠いものでした。

 お昼は、高浜市にある『麺屋 久兵衛』にて、濃厚味噌ラーメン(730円)と高浜とりめし(100円)を食べました。
 味噌ラーメンは今まで食べたことがない濃厚なスープで、甘過ぎず辛過ぎず、絶妙な味加減です。全部飲み干してしまいました。
 高浜とりめしはご当地B級グルメ。B-1グランプリにも参戦している地元自慢のご飯です。五目ご飯に似ていますが、酸っぱさがないようです。これも美味。普通の白米でも100円以上しますから、これで100円ならとてもお値打ちです。
 店内はこぢんまりとしていて、カウンター席8、テーブル席が2つあるだけです。
 人気店なのでしょう、12時45分頃に入ったにも関わらず、私の前に5人並んでいました。
 ぜひ、また来て、醤油や豚骨ラーメンも食べてみたいものです。

 午後1時40分、強い向かい風の中、出発。
 お腹が満たされ、ペダルを漕ぎながらも眠たくなります。
 白沢ドラッグ共和店でトイレを拝借し、3時40分、自宅に到着しました。

使用自転車:Bianchi AXIS シクロクロス
走行距離:68.0km
所用時間:6時間12分