■2014(平成26)年7月12日(土)午後 晴
ユニフォームの胸に同じ「TOYOTA」のロゴ。不思議な対戦です。
名古屋グランパスの母体はトヨタ自動車、トヨタ蹴球団はトヨタ自動車を始めトヨタ関連の会社に勤務する社員のアマチュアチーム、どちらも練習場はトヨタスポーツセンター。
兄弟対決とでも言うのでしょうか。
プロであるグランパスが勝って当然のゲームです。蹴球団が一矢報いることができるか否か、アウェイ側スタンドで観戦しました。
前半6対0、後半6対0、12対0。点数だけ見ると一方的でした。
ピッチの選手たちは真剣だったと思います。でも、スタンドの雰囲気は、ほのぼのとしていて笑いもありました。
蹴球団を応援していた男性の大きな声援がひときわ面白かった。
「闘莉王! 1点くれ~」
「1点取って、スポーツセンターに帰ろう!」
「1点コール、お願いします」
「1点! 1点! 1点! 1点! 1点!」
試合終了後、蹴球団の選手たちがスタンドに挨拶に来ると「よくやった!」と激励の声と拍手が。そして、グランパスの選手たちもアウェイ側までやって来てお辞儀。さらに、蹴球団の選手たちがグランパスサイドのスタンドに駆け寄ると、サポーターからも「トヨタ! トヨタ!」のコール。
親善試合のような、敵も味方もない、一体感がスタジアムを包みました。