0002 初走り

■2014(平成26)年1月2日(木)

 愛知県サイクリング協会の「探訪あいち」の企画・下見のため、常滑までサイクリングに行ってきました。

 朝9時過ぎ、パナソニック・クロモリロードバイクで出発。
 天気予報では曇り時々晴れだったのに、小雨がぽつりぽつり。でも、直にあがって一安心。

 まずは、県道55号線を南下し、東海市の平洲記念館へ。この日は年末年始の休館日で見学はできませんでした。
 細井平洲は、江戸時代の儒学者で、尾張国知多郡平島村(今の東海市荒尾町)に生まれました。藩政改革で有名な米沢藩主・上杉鷹山の師として活躍し、多くの教えを残しています。「学んだことを生かす」という実学が平洲の信条で、吉田松陰西郷隆盛にも影響を与えました。
 次に訪れた生誕の地では、親子連れが記念写真を撮っていました。平洲先生にあやかって成績が良くなるように願っていたのでしょうか。

 西知多産業道路脇の道を進みます。ここには中部電力の知多火力発電所や出光興産の製油所などがあり、休日は車がほとんど通らないため、ローディーやランナーには格好の練習場所になります。この日も何台ものロードバイク、そしてランナーと出会いました。
 新舞子マリンパークでトイレ休憩。この寒い中でもウインドサーファーがいました。好きな人には寒さも関係ないのでしょう。そういう自分も鼻水をすすりながらロードバイクに乗る物好きですが‥‥‥

 常滑街道を走っているときもロードバイクの人たちとすれ違いました。お互い見ず知らずの者なのに不思議な同胞意識が生まれ、会釈をしたり、手を挙げて合図をしたり。ただ自転車の載っているだけなのに同士になってしまうんですね。

 かねふくも、コストコも駐車場はいっぱいで、相変わらず賑わっていいる様子。その先のマリーナりんくうには一組の親子連れがいるだけでした。対岸にはセントレアの管制塔が臨め、眺望は抜群でした。ここでトイレを拝借。年をとるとトイレが近くて困ります。

 陶彫のある商店街を通り抜けると、からくり時計がありました。1日4回稼働すると説明板にありました。時計を見ると2回目の稼働時間である12時まで、あと3分ほど。グッドタイミングです。正午の時報と共にロクロを回す人形が現れ、楽しませてもらいました。
 少し迷いながら、とこなめ陶の森へ。ここへの坂が急勾配なのを知らず、ローギアに落とすのを忘れ、バイクを押して登る羽目に。資料館は当然ながら休館日でした。1月5日から開館とのこと。
 急坂を下り、やきもの散歩道の出発点となる陶磁器会館を左折し、とこなめ招き猫通りを眺めながら常滑駅方面へ。

 昼ご飯を食べようと、飲食店を探してみたものの、何処も営業していません。コンビニで何かかって食べるしかないかな。でも、寒い中、パンやおにぎりをかじるのもちょっと、と思いながら常滑街道を北上。

 新舞子風力発電機が見えてきた頃、大野海水浴場近くの中華料理店が営業していました。救われた思いです。
 ランチメニューの半チャン角蒸しラーメンを注文。醤油味の昔ながらの中華そばにビックサイズのチャーシューがトッピング、チャーハンと麻婆豆腐、フルーツが付いて790円。味もボリュームも満足できる内容です。
 「中華園」とありきたりの店名でしたが、暖簾には「昭和の味 昭和29年創業」と書かれていました。

 空腹を満たして、一路自宅へ。

 南区のカトーサイクルでサイズ限定特売のサイクルショーツ(Made in ItaiyのNalini製)を購入し、午後4時半、無事自宅に到着しました。

使用自転車:パナソニッククロモリロード
走行距離:79km
走行時間:4時間15分